以前は、特別なことをしなくてもこなせていた毎日の家事。
料理、洗濯、掃除と、「やって当たり前」の感覚で済んでいたはずなのに、最近、急に負担に感じることはありませんか?
体が動かないわけでも、やり方を忘れたわけでもない。
それなのに、「よいしょ」と気合いを入れないと始められない…。
今日は、その「家事に対する違和感」について一緒に考えてみたいと思います。
理由は「体力の低下」だけではありません
50代になると、たしかに体力的な変化を感じるようになります。
若いころのように、「一晩寝れば回復する」とはいかず、いつもの家事をしただけでも疲れが翌日まで残る…。そんなことも増えます。
けれど、家事がつらくなる理由は、体力的な問題ではありません。
仕事で求められる役割が変わったり、親のことが気になったり、これからの老後資金に不安を感じたり。
そうした「目に見えない気がかり」をいくつも抱えたまま、毎日がんばって家事をこなしている。
それが知らないうちに、心と体の負担になっているのです。
「ちゃんとやらなきゃ」という思い込み
以前は、家事をこなすことは「できて当たり前」のことでした。
そのため、体力や環境が変わった今でも、つい昔と同じ基準で自分を評価してしまいます。
少し手を抜いただけで、「だらしないかな?」と罪悪感を覚え、疲れていても「あの頃はもっとやれていたのに」と自分を追い込んでしまう。
これでは、家事がただの作業ではなく、まるで「試験」のようになってしまいます。
完璧にできなければ減点されるような気がして、そのプレッシャーが、日々の暮らしをより息苦しくさせているのではないでしょうか。
実は、昔よりも「やること」が増えている
昔と同じように見えて、実は家事のハードルはどんどん上がっています。
健康に配慮した献立作りを考えなければならない
デリケートな素材が増えた洗濯物の扱いも難しい
そして気が付けば増えている家の中の物の管理もたいへん
さらに追い打ちをかけるのが、スマホからあふれる膨大な情報です。
調べれば調べるほど「もっと丁寧に」「もっと正しく」「もっとちゃんとやらなきゃ」という理想が高まり、やるべきことが雪だるま式に増えていく…。
今の私たちは、家事そのものより、そうした「気にかけること」がたくさんありすぎて、気持ちが疲れてしまっています。
疲れやすくなったのは、あなたが怠けているからではなく、それだけ「見えないやらなきゃいけないこと」を背負っているからなのです。
家事がつらいのは、決して「怠けている」からではない
家事が思うように進まないと、つい自分を責めてしまいがちです。
「こんなことで疲れるなんて情けない」
「みんな普通にこなしているのに」
けれど、それは決してあなたが怠けているからではありません。
あなたの体も、心の余裕も、そして取り巻く環境も、昔とは確実に変わっています。
状況が変化しているのに、以前と同じやり方や基準でやろうとしていれば、苦しくなってしまうのは当然のことです。
「きつい」と感じるのは、あなたがサボっているからではなく、今の自分に合わない「無理」を一生懸命にこなそうとしているサインなのです。
まずは「変わったこと」を認めてみる
何もかも一度に変える必要はありません。
大切なのは、「以前とは状況が違う」ということを、やさしく受け入れてあげることです。
「できない自分」を責めるのをやめて、「今はこれでいい」と認める。
その一歩だけで、気持ちが少し楽になります。
家事がつらい、と感じるのは、あなたが弱くなったからではありません。
今の自分にぴったりの「新しい家事のやり方」を、ここから一緒に探していきませんか?
次の記事では、「片付かないのは性格のせい?」と感じてしまう理由について考えていきます。


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