朝からずっと頑張っているのに、どうしても一日の終わりが見えてこない。
洗濯機を回して、干して、たたんで。夕食を作っては、また片付けて。
やってもやっても、家事は減らない。
しかも、体力だけは少しずつ追いつかなくなっていく。
「今日も全部はできなかった」
そんな溜息とともに、一日を終えてはいませんか。
こなしても、こなしても、家事が終わらない
50代になると、家事の量が急に増えたわけではないのに、ひとつひとつが重くのしかかります。
以前なら一気に片付けられたことが、今は途中で休まないと続きません。
少し休むだけで、次の予定がすぐ押してしまいます。
ふと気づけば、夜遅くなってもまだ台所に立っている自分に驚くこともあります。
「どうしてこんなに家事が回らないのだろう」と、自分を責めてしまう。
でも、決してあなたが怠けているわけではありません。
ただ、体力も疲れの回復も、少しずつ変わってきているだけです。
家事を「今日中に終わらせる」という思い込み
若いころは、多少の無理をしても一晩眠れば持ち直せました。
だから「今日中にすべてを終わらせる」のが、当たり前だったはずです。
けれど、その感覚のまま走り続けるのは、今の体には少し酷かもしれません。
途中で疲れを感じても、「ここまでやらなきゃ」と足を止められない。
その結果、必要以上に体力を消耗し、翌朝はさらに体が重くなる……。
家事が終わらないのは、能力のせいではありません。
今の自分に合わないやり方のまま走っているだけです。
「ちゃんとしなきゃ」が自分を追い込む
- 食事は手作りで
- 部屋はいつも整えて
- 洗濯物はためない
誰に言われたわけでもないのに、いつの間にか自分に厳格なルールを課していませんか?
少しでも手を抜くと、自分が「だらしない」気がして、後ろめたさを感じてしまう。
50代は、親の介護、子どものこと、仕事の責任も重なります。
もはや、家事だけに全力を注げる状況ではありません。
それなのに、家事のハードルだけは「余裕があった頃」のまま。
だから、できない自分にイライラし、焦りばかりが募って心が休まらないのです。
疲れているのに、休めない
「本当は、少し横になりたい」
そう思っても、シンクの洗い物や床のほこりが目に付くと、腰を上げずにはいられません。
仮にソファに体を預けたとしても、頭の中では「次はあれをして、その次はこれをして……」と家事の段取りを組み立ててしまう。
体は止まっていても、気持ちは一分一秒も休まっていないのです。
その小さな「休めない」が重なると、ずと追われている気持ちになります。
家事が終わらないのは、あなたのせいではありません
50代の暮らしは、やるべきことが減るどころか、むしろ増えることさえあります。
それに加えて、体力の変化も訪れる時期。
それなのに、昔と同じ「やり方」と「基準」を貫こうとすれば、苦しくなるのはごく自然なことです。
「今の自分」に合わないペースで走り続ければ、誰だって息切れしてしまいます。
まずは、完璧にできない自分を責めるのをやめてみませんか。
「苦しくなるほど頑張っている自分」を、まずは認めてあげてください。
次の記事では、なぜこれほど「時間がない」と感じるのかを見ていきます。
足りないのは時間なのか、それとも別のものなのかを、一緒に確かめましょう。


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