健康のために始めたはずなのに、なぜか続かない。三日坊主で終わるたびに、実行できなかった自分を責めてしまう。50代になると、こうした葛藤を抱える方が増えてきます。
しかし、健康習慣が続かないのは、決して「根気」や「意志」の問題ではありません。つまづきの原因は、あなたの根気ではなく、今の生活とやり方が噛み合っていないことにあります。
「やる気があれば続く」という思い込みを捨てる
これまでの健康習慣は、多くの場合、次のような「根気」を前提で語られてきました。
- やる気さえあればできる
- 続けられないのは「甘え」があるから
- 継続できる人こそが正義である
40代までなら、この考え方で何とか乗り切れていた人も多いはずです。なぜなら、まだ体力や回復力に余裕があり、多少の無理を強いる「頑張り」でどうにかなっていたからです。
しかし、50代に入ると、この前提そのものが通用しなくなります。「気合で乗り切る」というやり方のままでは、頑張ろうとすればするほど、かえって失敗を招きやすくなってしまうのです。
50代女性が健康習慣でつまずきやすい「3つのポイント」
「なぜ私は続かないんだろう」と悩む理由は人それぞれに見えて、実は50代という世代特有の共通した「構造」があります。
① 生活に「余白」が残っていない
仕事、家事、親のケア、そして将来への漠然とした不安。50代の毎日は、目に見えない負荷が幾層にも重なっている時期です。
すでに心も体も「満杯」の状態で、新しい習慣をプラスしようとすると、「これ以上の負担は無理!」と体は拒否反応を示してしまうのです。
② 「正解」を探しすぎて、一歩が踏み出せない
「どの運動が一番効く?」「食事は何が正解?」「サプリは飲むべき?」現代は情報が溢れすぎていて、真面目な方ほど「正しいやり方」にこだわり、迷宮入りしてしまいます。
その結果、「これでいいのか確信が持てない」→「動けない」→「やっぱり何もできていない」 という自己否定のループに陥りがちです。
③ 最初から「一生続ける前提」で始めてしまう
最初から「毎日やる」「ずっと続ける」「習慣にする」ことを目標に掲げていませんか?実は、50代においてはこの「完璧な設計」こそが最大のハードルになります。
一度でも予定が狂うと「あぁ、もうダメだ」と心が折れてしまい、再開するエネルギーが湧きづらくなってしまうからです。
50代の健康習慣は「完璧」より「柔軟さ」
ここで一度、これまでの考え方をガラリと切り替えてみませんか。健康習慣とは、決して「完璧にやり通すもの」ではありません。本当に大切なのは、たとえ一時的に中断しても、また自然に戻ってこられる「しなやかな設計」にすることです。
健康習慣は、完璧に続けるものではありません。
多少サボっても、戻れる設計にするものです。
・できない日があってもいい
・全部完璧にやらなくていい
・調子が悪い時期は休んでいい
この前提に立つだけで、「続かない=失敗」という見方から、少し距離を置けるようになります。
50代の健康管理で見るべき「3つの判断ポイント」
これから新しい健康習慣を取り入れるときは、「今の自分にできるか」だけでなく、「数年後の自分も無理なく続けていられるか」という視点で判断してみてください。
選ぶべきなのは、「頑張れるかどうか」ではなく、次の3つのポイントを満たしているものです。
- 自分一人で管理し続ける必要があるか? (専門家や仲間の力を借りる、アプリで自動化するなど、自分以外の「力」をどれだけ使えるか)
- 体調が落ちたときにフォローがあるか? (動けない日でも、無理なく再開できるステップや相談相手が用意されているか)
- 一度やめても、すぐ戻れる仕組みがあるか? (「またゼロからやり直し」ではなく、どこからでも合流できる柔軟さがあるか)
たとえば、最近は自宅から参加できるオンラインレッスンのように、「一人で全部管理しなくてもいい」方法もあります。画面越しにインストラクターがいるだけで、「今日はやめようかな」と迷った日でも、自然と体を動かすきっかけになります。
自宅で無理なく参加できるオンラインヨガとして、SOELUのようなサービスもあります。完璧に続けようとするのではなく、「できる日に参加する」ぐらいが、50代にはちょうどいいのです。
「自力」に頼らず、自分に合う「やり方」を選ぼう
もし今、「自分一人で全部管理し続けるのは、ちょっときついかもしれない」
と感じ始めているなら、それは決して「弱さ」ではありません。
50代は、これまでの考え方を手放し、健康との付き合い方を「今の自分に合った形」へとアップデートするタイミングに来ているだけなのです。
次の記事では、50代女性の健康対策を
- 自己管理
- 専門家への相談
- 定期的な検査
- 外部サポート
の4つの視点で整理し、今のあなたにぴったりの選択肢を見つけるための考え方をまとめます。


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